土曜の夕刻、我が家に新しい娘が加わった
先住のひなたとふたばを、普段は「ちびた」と「ちびこ」と呼んでいるので、この娘の仮称は「ちびちびこ」
とは言っても、さすがにそのままというのも随分と投げやりな名前になってしまいそうな気がして、数日悩んだ挙句、「いぶき」と命名した
兄のひなたは日向
お日様が当たり、ほっこりと暖かく心地良い場所
姉のふたばは双葉
日向の庭に芽吹いた、小さくて愛らしい葉っぱ
いぶきは息吹
健やかな寝息 それはきたるべき生命躍動の予感
さすけとぐーっ☆が彼の岸に渡り、もはや朽ち果てるのを待つのみだった我が家
その庭に差し込む陽光の当たる場所
その日向に新しく芽吹いた若草の芽
お日様の暖と若草の繁茂によって、いつの日かふたたびもたらされる生命賦活の期待
崩れ落ちかけた苫屋の、薄暗い窓にもういちど明々とした灯を燈す者たち
いつか訪れる別れの時まで、健やかに伸び育て、我が希望
追記
んでも、なんとなく呼びにくい名前で、早々に「ぶっきー」と呼ばれはじめましたょw
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