光あるところに陰がある
まこと栄光の陰に数知れぬオカマの姿があった
命をかけて、歴史をつくった陰のオカマたち
だが人よ、名を問うなかれ
闇に生まれ闇に消える
それがオカマの運命なのだ
「スズネェッ! お前を斬るっ!!」
はるな愛ちゃんや椿姫彩菜ちゃん、中村中ちゃん、最近なら佐藤かよちゃん…
多くのソレ方面の人々がメディアに登場し、日々、各分野で華々しく活躍している
ワタシみたいなハンパなオカマでも、周囲の方々からそれなりに受け入れてもらえてたり、仲良く接してもらえているのも、そういったメジャーな人々が頻繁にメディアに露出してくれたり、彼女らを如何に遇し対応すれば当たり障りがないかというコトを、メディアが提示してくれているおかげなのだろう
当たり障りの無い「オカマのイジり方」を言うヤツを、メディアが人々に教えてくれたおかげで、ワタシみたいなハンパ者もなんとか今日を生き永らえているというコトかw
が、そういうのがコレっぱかしもなかった昔、ソレ方面の人々の哀しさ・苦しさ・虚しさは想像を絶するものだったことだろう
家族との絶縁
周囲からの嘲笑・軽侮
就労の困難
経済的困窮
報われない恋
あまりにも孤独な老後と死
そんな絶望的な状況の中で、それでも自分の内に棲む「オンナ」を抑えがたく、暗澹たる暴凶の波濤にその身を投じざるをえなかった「愚かなる正直者」たち…
有名・無名の、そういった数知れぬオカマたちが累々と屍を晒しながら、永きにわたって格闘し、どうにか築きあげ、ようやく自らの手で掴み取った市民権
愛ちゃんも彩菜ちゃんも中ちゃんもかよちゃんも、、それぞれに自身の苦しい状況と格闘し、現在の自分の立ち位置を獲得したのだろう
しかし、今をときめくそういった華たちが咲き誇る土台を造ったのは、やはり散っていった数知れぬ無名の陰のオカマたちだ
現在メディアを通じて華々しく活躍する彼女たちも、自らが好むと好まざるとに関わらず、次代の新しいオカマたちが花開くための土壌となりいつか果てるコトだろう
かつて司馬遼太郎は、「革命は三代で成る」と言った
第一期:預言者として、来たるべき新しい時代の在りようとその到来が近いコトを唱え、周囲からキチガイ扱いされて非業に死する者(幕末で言えば吉田松陰みたいなヒト)
第二期:預言者のコトバに触発され、その狂気を背負って現実と闘い、そして同様に非業のうちに消えてゆく者(たとえば高杉晋作や吉田稔麿みたいなヒト)
第三期:それらのヒトビトがやり散らかした事々の後始末をして、革命の果実を喰らうもの(たとえば伊藤や山県みたいなヒト)
現在、メディアで取り上げられて綺羅を飾っている彼女たちは、さしずめ革命第三期を生きる人々だと言えるのかもしれない
オカマの端くれに身を置くワタシも、そんな「革命」という大輪の花火を輝かせるための花火玉に込められた「星の一粒」でありたいものだ
今宵、七夕の夜…
名もなきまま散ってゆかねばならぬ星たちに、せめて救いの華よ咲け



コメント