無題
しょうがない
<楊洲周延:竹のひと節 日高川> しょうがない ワタシは、女ではないのだからしょうがない ワタシは、ウソつきなのだからしょうがない ワタシは、あの方の御心を深く傷つけたのだからしょうがない しょうがない しょうがないのだ あの時、ワタシがあ...
想い出さえ誰にも言えずに…
<ダウン・タウン・ブギウギ・バンド:涙のシークレットラヴ> 2月11日、ご結婚なさったのですね FBでの、おともだちとの対話を拝見して、てっきりパーティーでもなさるのかと思っていました おめでとうございます お子さんとご一緒の写メも、ホント...
改題:怖くなっても いまさら逃げないで 蒔いた種はボクだけのモノじゃない
廃棄されて、今日で6年が過ぎました 必要のなくなったこの役立たずの身体を、自壊させてしまうコトもできぬまま、それでもまだ、おめおめと生き永らえています この奈落の底の闇淵に座り込み、還ってきてくださるハズのないあの方を、ただぼんやりと待ち続...
物陰からこっそり、お祝い申し上げ候
ワタシからお届けする、7回目のハッピーバースデーです いつまでもいつまでもずっとお元気で、お幸せでありますように 今後ワタシに訪れるかもしれない幸運の、その全てをあの方へ 今後あの方に訪れるかもしれない不運の、その全てをワタシへ 誰の役にも...
ないものねだり
Facebookを通じて、あの方の幾分かの近況を知るコトができる 無論、トモダチ申請をしてあるワケではなくて、数理統計学的かつ熱情的な検索の結果、ほんの偶々発見できたのだ だからあの方は、ワタシがそうやって近況を見に行っているコトを知らない...
決められる政治なんていうのは、この国には不向きなのです
この国土の上に乗っかって暮らしているヒトビトには、常に己の肝に銘じ、常に己を律しておかねばならない精神疾患がある その気質… 大勢たいせいに迎合しやすく、ファナティックで、にもかかわらず、すぐにその熱狂を忘れてしまうという三つ… は、おそら...
後悔とは、かつてそこに愛があった証である
日付が変わってしまいましたけど、昨日で6年です たくさんの時間が空しく過ぎてゆきました 儚く、甘く、そしてたしかに幸福だったはずの夢を、6年前のあの時、二度と想い返したくもない不快で禍々しい記憶へと変質させてしまって、本当にすみませんでした...
ムシどもとのつきあいかた
例えば、自宅の庭の端っこ辺りにスズメバチの巣ができた、とする ヒトの生活圏に勝手に後からやって来て、その場所の何かが彼らのお気に召す条件に合致し、その結果ソコに巣を築いたのだ 彼らは後からやって来た者のくせに縄張り意識が強烈で、そのうえ怒り...
君よ 涙で振り返れ
虚ろな瞳をした母が、聞き取れないほどのか細い声で何かを呟いていた ワタシには、それがなんと言っているのか聞き取れない 何度か聞き返すが母の様子に変化はなく、不規則に、半ば虚脱したように、うわ言のように、何かをつぶやいていた すると叔母がやっ...
農耕の発明とヒトの堕落 其之参 ヤマト編・中
ヒトは… 殊に農耕に基づいた生き方を選択したヒトビトは、そうではない生き方をするヒトビトと比べて、明日をより多く怖れる 明日起こるかもしれぬ有為転変を想定せねば、恒常的に農耕を営むコトは決してできないからだ 明日を怖れるココロを、隣近所・子...