梵我一如
農耕の発明とヒトの堕落 其之参 ヤマト編・上
およそ1万年前に終了した最終氷期以降、日本の国土は温暖湿潤気候帯に分類されて雨量が多くなった 加えて、赤道からも極点からも程々に離れているがために四季の移ろいに晒され、また、大陸とも切り離されるコトで内陸性気候特有の乾燥や寒冷からも守られた...
それすら危ういから、大切なヒトが見えていれば上出来
ココにときどきコメントを残してくれる千葉っぷ氏から、facebookを通じて連絡があった 2年前に参加した当初、facebookにはイマイチ面白味を感じられなくて、ずいぶん放置したままだったのだケド、久しぶりに自分のページを訪れてみると、い...
マリンスノー
陽の光も届かぬほど深い海底に、永い永い時間をかけてゆっくりと、そしてうっすらと、ごくごく少しずつ降り積もってゆく白い堆積物… それをマリンスノーと呼ぶのだと教えてくれたのは、ハナったらしの頃に視たアニメーションだった <マリンスノーの伝説>...
長生きなんぞ、するもんじゃない
ある特定の世界に生きる… 現実でも仮想でも、どっちでもかまわないケド、とにかくその「セカイ」の中に存在する そういうコトを、なんとはなしに、無自覚に、特段の意味もなく、とりあえず続けてみる ワタシは、現実のセカイというヤツの中で、すでに数十...
農耕の発明とヒトの堕落 其之弐
集団の規模が、一定の数の内に収まっているウチは… という前提はつくが、農耕は、大規模な集団の腹を満たすには適した生活スタイルだ ヒトの集団は、農耕が本格化するのと歩調を合わせて規模を拡大してきた が、一枚の田畑がまかなえる人口を、集団の規模...
農耕の発明とヒトの堕落 其之壱
明日が、今日とおなじ平穏無事な一日であるとは限らない 明日が、今日よりも幸せな一日であるとは限らない 明日は、今日よりも過酷峻烈な一日となるかもしれない 明日は、今日手に入れたささやかな幸せも、すべて失ってしまうかもしれない だからヒトは、...
ワタシの愛したヒト
5年前の今日、あの方はワタシの手の届かないトコロへと行ってしまわれました 5年前の今日、無明の闇に覆われたゴミ捨て場に独り、ワタシは廃棄されてしまいました あの方に追いすがるコトも、あの方のお帰りをお待ちするコトも拒絶され、この闇の淵に置い...
夢は… 甘い夢が好きよ
風は南風が好きよ 素敵な人の足音が聞こえる 空は秋の色が好きよ 愛する人の口笛が聞こえる 今日は、この世界でワタシから一番遠くにいらっしゃる、この世界で一番に愛おしいあの方のお誕生日です <梶芽衣子:南風> あにさまと、あにさまの大切な方々...
吉野弘 「生命は」
生命は:吉野弘 生命は 自分自身だけでは完結できないように つくられているらしい 花も めしべとおしべが揃っているだけでは 不充分で 虫や風が訪れて めしべとおしべを仲立ちする 生命は その中に欠如を抱き それを他者から満たしてもらうのだ ...
泣きたいのはコッチの方だ
寒風の中、ひとりぽつんと公園のベンチに座って、昼飯の焼魚弁当を喰ってる「普通のおっさん・おばさん」ってのをなめちゃぁイケないぜ 普通のおっさん・おばさんってのは、べつに他人サマより秀でた数値や機能、能力を持ってるワケじゃない(持ってる場合も...